2011年 03月 27日
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それなりに長い間、バーテンダーをやっていたこともあり、
周りには音楽人だけではなくいろんな人がいて、それぞれの立場で生きている。
その一人に50代半ばの東京電力の社員がいる。
連絡を取ったら、「明日から福島に行くことになりました。発電所ではなく、避難所の支援です。」と、戻ってきたのが数日前。
30キロ県内の避難所に行っているようです。
一昨日の夜にもう一度メールが来た。
「(非難している人たちは)人が靴を履いて歩くところに毛布を敷いて寝て、ダンボールで隣との間に境を作り、子どもたちはどこの学校に通えばよいのか分からず、外は冷たい雪が降っている。こんな生活をいつまで強いてしまうのか。つらい。」
と、あった。
その人がとても優秀で勇敢な人物だと知っている。
どうにかしたいのに出来ないその人自身の苦しも
生活している人の重い不安も読み取れて、返す言葉が見つからなかった。
東京は、問題はあっても普段の東京に戻りつつある。
片や、もっと遠く非難しなければいけなかったり、その町に踏み入ることが出来るのが何年先になるかわからない人たち。
どうしたらいいんだろう。
僕はやっぱり分からない。
by noah101A
| 2011-03-27 15:28